2016年12月4日(日)京都教育大学で 第1回研究会が終了しましした。
当日は、28件のポスター発表(発表者は40名以上)に、80名以上の方の参加がありました。研究会の運営委員に加え、関西各地から実行委員として加わってくださった皆さんのおかげで、大過なく会を終えることができました。本当にありがとうございました。
午前のポスターセッション会場では、どのポスターの前でも和やかでありがたら熱のこもった交流が行われていました。たくさんの方から「実践を発表してよかった」「いろいろな発表が聞けて勉強になった」という声をいただきました。
午後には、関西学院大学の山本雅代氏に「異言語間家族に育つ子どものバイリンガリズム―社会と家庭を考察の枠組みに考える」と題してご講演いただきました(概要は下に)。その後、講演の内容について理解を深めたり講演の内容から研究や実践の新しい展開への糸口をみつけたりすることを目的に、グループでディスカッションを行いました。言語発達に関心をもつ者同士でしたが、立場・考え方の異なるメンバーでの話し合いに、普段とは異なる気づきがあったとのコメントが寄せられました。
これからも、皆さんと各地でこのような場をもてることを楽しみにしております。
<ご講演> 異言語間家族に育つ子どものバイリンガリズム ― 社会と家庭を考察の枠組みに考える 山本 雅代 氏(関西学院大学)
子どもは、特段の事情がない限り、「自然に」言語を習得し、生涯その言語を自分のものとして使用し続けていく・・・、習得する言語がただ1つであれば・・・である。しかし、それが2つ、3つと複数になると、事情は少し異なる。本講演では、異言語間家族(=複数の言語と関わりを持つ家族)を対象としたこれまでの研究から得られた知見に依拠しながら、この少し異なる事情について、社会と家庭を考察の枠組みに考える。 |
2016年第1回研究会実行委員会
実行委員長:浜田麻里(京都教育大学)
実行委員:
・和泉元千春(奈良教育大学)・大菅佐妃子(京都市教育委員会)・齊藤美穂(神戸大学)
・櫻井千穂(同志社大学)・田中 薫(とよなか国際交流協会)・友沢昭江(桃山学院大学)
・真嶋潤子(大阪大学)・桝井 久(外国ルーツの子ども支援ネットワーク橿原) (五十音順)
<事務局より>
ポスター発表の概要とポスターを本サイトで閲覧できます(トップページ「実践と研究のリソース」)