子どもの日本語教育研究会 研究企画委員会 Project-B
公開読書会報告
子どもの日本語教育研究会の研究企画委員会では、プロジェクトBとして「参加とことば」をテーマに、子どもたちへのことばの獲得とその教育・支援について理論的な視点から検討してきました。2022年6月5日、11月6日には、一般の方にも参加を呼びかけて、公開読書会を実施しました。その様子を、参加者の感想を綴ってご報告します。
第1回公開読書会 2022年6月5日
継承語と学校言語の関わりについて次の文献を輪読して議論しました。母語・継承語を学ぶことがただちに学校言語の向上に役立つと考えられているが,それは本当か?と疑問を投げかけた挑戦的な文献です。
Berthele, Raphael and Lambelet, Amelia (eds.) “Heritage and School Language Literacy Development in Migrant Children: Interdepend-ence or Independence?”
第2回公開読書会 2022年11月6日
ヴィゴツキーの言語と思考に関わる諸理論を背景に実施された教育
(1)野原 博人, 田代 晴子, 森本 信也(2019)「子どもにおける科学概念構築を促す対話的な理
授業のデザインとその評価」『理科教育学研究』59 巻 3 号 443-455
(2)山本 良太, 鈴木 慶樹(2021)「正課と正課外の学習活動の往還によるキャリア
に関する研究」『日本教育工学会研究報告集』
(3)川田一郎(2014)「言語的思考力を育む国語科の授業の
論文集』 第17 号,31-41