ジャーナル第5号(2022)

『子どもの日本語教育研究』第5号

(2022年12月28日)

◆寄稿論文
1 Aさんが羽ばたくための時間―日本語指導ノートから見える「寄り添う」ことの意味― 髙栁なな枝
(地球っ子クラブ2000)
1-11
2 地域子どもの日本語教室開設後1年間の成果と課題ー「あだち子どもの日本語教室」の場合― 山田拓路
(NPO 法人メタノイア)
12-21
3 少しくらいわからなくても読んでいこう!―子どもたちの「読む力」の向上と「読む意欲」の育成への試み― 今澤悌
(甲府市立大国小学校)
22-31
◆投稿論文
山下佳那子(お茶の水女子大学大学院修了生)・唐姣姣(お茶の水女子大学大学院博士)・姜芳雨
(お茶の水女子大学大学院修了生)
32-52

〈査読・閲読協力者〉
 池上摩希子(早稲田大学)
 和泉元千春(奈良教育大学)
 内田千春(東洋大学)
 櫻井千穂(大阪大学)
 髙栁なな枝 (地球っ子クラブ2000)
 田中祐輔(青山学院大学)
 西川朋美 (お茶の水女子大学)
 原瑞穂(上越教育大学)
 村澤慶昭(武蔵野大学)

〈編集委員会〉
 編集委員長:西川朋美(お茶の水女子大学)
  副委員長:田中祐輔(青山学院大学)
    委員:池上摩希子(早稲田大学)
        和泉元千春(奈良教育大学)
        齋藤ひろみ(東京学芸大学)
        花島健司(港区立笄小学校)
        原瑞穂(上越教育大学)
   事務局:永田祥(お茶の水女子大学)
 

=編集後記=

第5号には3本の投稿論文があり,そのうち1本の実践報告が採用となりました。日本語とともに母語を育むワークショップの活動を通して,支援経験の少ない支援者が子どもに寄り添い,経験を積み重ねながら活動を変遷させていく過程が記述されています。各回の活動の丁寧な振り返りが次回に生かされ ていく様子は,実践現場の指導・支援に多くの指針をあたえてくれるものと思います。また本研究会の委 員に呼びかけ,3本の寄稿(実践報告2本,エッセイ1本)がありました。こちらも日本語指導員,地域支援者,小学校の教員と異なる立場の実践が臨場感そのままに報告されています。現場では新型感染症による影響も含め人手不足や多忙に悩まされています。その中での貴重な投稿や査読・閲読の御協力に感謝いたします。本研究会が目指す実践と研究の相互交流につながる実践の報告の姿をこのジャーナルでお示しできたのではと思っています。 なお,本ジャーナルはこれまで研究会HPでのみ公開しておりましたが,この度論文データベース JSTAGEでも公開を始めました(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/kodomonihongo/list/-char/ja)。日本語を学ぶ子どもたちにとって役に立つ実践や研究を広く公開し,社会に向けて発信するジャーナルでありた いと願っています。       

2022/12/19【H】
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